顎関節症とは、「あごに痛みがある(関節疼痛)」「あごが鳴る(関節雑音)」「口が開けづらい(開口障害)」といった症状に代表される、あごの関節に障害が起きる病気です。上記の他にも、耳の辺りがなんとなく重い感じがする。グッと噛みしめると違和感がある、 朝起きると口が開かなくなっていたことがある。顎がよくはずれそうになる。歯科材料

 

関節が突っ張ったかんじで、口の開閉がスムーズにいかない。といった症状が挙げられます。 顎のまわりの筋肉によるものと、関節そのものに障害がある場合が考えられます。病態や症状の重さによって治療法はさまざまですが、多くは23ヶ月ぐらいで症状が緩和されます。

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顎関節症対策として家庭で気をつけること

食事

「軟らかい食べ物を強く咬んでしまう」「食事時間が短い」「すぐに飲み込んでしまう」といった方は注意しましょう。一方、極端に固いものが好きな場合も要注意。左右均等になるよう、丁寧に咬むことが大切です。

生活

頬杖は咬む力を強くしてしまうケースがあります。また、ハードな運動を行う方も要注意。くいしばりをしてしまう可能性があるため、唇は閉じても歯は食いしばらないようにリラックスする習慣づくりが大切です。

睡眠

就寝前はリラックスすることが何よりも重要。できるだけ楽しかった経験をイメージすると良いでしょう。また、枕の高さは適度に低めで、緊張が取れるような体位で眠るようにしてください。

スプリント療法

特定の原因が無い場合、もしくは原因を除去しても症状が落ち着かない場合は、スプリントと呼ばれるマウスピースで顎の保護を行います。顎関節や筋肉への負担を軽減し、歯ぎしりや食いしばりの影響を緩和します。

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顎関節症は、主に5つのⅠ~Ⅴ型に分類されます。

顎関節症Ⅰ型:咀嚼筋障害

咀嚼筋(咬筋や側頭筋など)の疼痛・痛みを主徴候とするものを指します。

顎関節症Ⅱ型:関節包・靭帯障害

診断の基準として、顎の運動時に顎関節痛があり、さらに、触診で顎関節部に圧痛が確認出来る場合となります。

顎関節症Ⅲ型:関節円盤障害

顎関節症Ⅲ型は、「関節円盤の復位を伴うもの」と「関節円盤の復位を伴わないもの」があります。

顎関節症Ⅳ型:変形性関節症

顎関節の変形を主徴候とするものを指します。

顎関節症Ⅴ型

上記のⅠ~Ⅳに該当しないものを指します。