特に歯周病リスクが高いのは、タバコを吸う方や糖尿病を発症している方です
歯周病は、本人が気付かないまま進んでいくのが特徴で、症状が出始めた時には既にかなり進行していることがほとんどです。
歯茎から血が出る方や歯茎がしみる方は、早めに治療を受けるようにしましょう。特に40代〜50代で悪化することが多いのですが、中には10代後半には歯周病になっている方もいらっしゃいます。
歯医者に行っていない人は要注意
特に歯周病リスクが高いのは、タバコを吸う方や糖尿病を発症している方です。
また、虫歯の治療を受けている方は一緒に歯周病ケアも受けていることがほとんどですが、虫歯にならなかった方は歯周病が見つかる機会がないため、本人も気が付かないまま進行していることが多くあります。これまで歯が健康だった方も、大人になったら歯周病ケアのために定期的に歯科医院に通うようにしましょう。
歯周病になった方へ
歯周病治療は長い期間治療をすることが多いため、飽きず、諦めず、無理せずに続けていくことが大切です。そのためご自身に合っている歯科医院や通いやすい歯科医院を選ぶようにしましょう。また、治療が一旦完了しても、引き続きメンテナンスを続けていく必要がありますので、正しいホームケアと定期的なご来院を忘れないようにしましょう。
虫歯も歯周病も予防が大切です!
一昔前までは「悪くなった歯を治療する」という目的で、歯科医院を訪れる方が大半でした。しかし近年では、歯科医療に限らず、医療全体の方向性として「治療」から「予防」へと移り変わってきています。当然ながら、虫歯になってしまった歯は二度と完全に元通りにはなりません。
「歯が痛くなったら歯医者に行く」そのように思われていませんか? たしかに歯医者に行って治療をすれば歯の痛みはなくなります。ですが、一度虫歯や歯周病になった歯は、いくら治療をしても完全に元通りになることはありません。若いうちから「虫歯になったら歯を削る」ということを続けていると歯のダメージがどんどん蓄積します。たとえ今は健康な状態であっても治療を繰り返していれば、10年後、20年後には歯を補う治療である入れ歯やインプラントの治療が必要になることもあるのです。生涯にわたって歯の健康を保つために、ぜひ歯が痛くなる前の定期検診をおすすめします。