アーカイブ

2017年04月

「歯ぐきが腫れる」「歯ぐきから血が出る」「歯がグラつく」といった症状が現れる歯周病は、高齢者がかかる病気というイメージがあるかもしれません。しかし、実は日本の成人の5人に4人が歯周病の予備軍またはすでに発症しているといわれています。歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんど現れない病気。そのため、日頃のケアと定期検診による早期発見・早期治療が大切です。

 http://www.musublog.jp/blog/pinshi000/

歯周病の簡単チェック

歯を磨くと歯肉から出血する

歯が伸びたと感じる

歯がぐらぐらして硬いものが噛めない

歯が浮いた感じや、歯肉がむずがゆい感じがする

冷たいものや熱いものが歯にしみる

歯を噛み合わせると痛い

歯と歯の間が広くなって食べたものが詰まりやすい

人から口臭があると言われた

朝起きた時、口の中がネバネバして気持ち悪い

 オートクレーブ

歯周病の治療は、いくつか治療方法はあります。

まず問診を行い、その後レントゲンを撮り骨の状態を見たり、歯周ポケットの深さを測ったりして歯周病の状態を検査します。診断の際に回復不可能と判断された歯は、残しておくと健康な歯にまで悪影響を与える可能性があるので早期に抜歯します。

 マイクロモーター

治療1

プラークコントロール指導を受けます。これはお口の中の歯垢を減らすことです。 歯磨き=プラークコントロールではありません。正しい歯磨きを行うことがプラークコントロールとイコールになります。

 

治療2

スケーリングという歯石を取る治療を行います。スケーラーという器具を用いて歯石を取ります。歯石は歯磨きでは取ることができません。その上、90パーセント以上の人にあります。しかも、歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に治療が必要です。だいたいの目安は36ヶ月に1回が目安とされています。その後スケーリングではとることのできない歯の根っこ部分の歯石や、細菌に感染した歯質を専用の器具を使って除去します。それをルートプレーニングといいます。

歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている『歯周病菌(細菌)』に感染し、歯肉(歯茎)が腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまう、日本人が歯を失うもっとも大きな原因の歯の周りの病気の総称で、歯周病の初期では自覚症状がほとんどないので気付いていない方が多いだけで、実際には日本人の成人の約80%が歯周病(歯肉炎or歯周炎)にかかっているといわれています。

 http://koikerina.osakazine.net/

歯周病と同じ意味で「歯槽膿漏(しそうのうろう)」という言葉もありますが、歯槽膿漏は字のごとく、「歯周組織から膿(うみ)が出る」症状のことなので、厳密にいえば歯槽膿漏は歯周病の一症状のことなのですが、最近では「歯槽膿漏=歯周病」として、歯槽膿漏という言葉はあまり使われなくなり、歯槽膿漏を含めて歯周病という言葉を使う事が多くなっています。

 スリーウェイシリンジ

歯周病の原因

歯垢は口の中の細菌の塊である歯の垢です。歯垢のことを専門的にはプラークと呼ばれています。歯垢は細菌の塊ですのでほっておくと歯や歯ぐきを蝕んでいきます。歯周病は細菌の感染症で歯垢と密接な関係があります。歯周病菌は食べ物のかすや歯垢などを栄養源として増えていきます。

 マイクロモーター

歯周ポケット内の細菌

細菌といっても大きく2種類に分けられます。生存する為に空気を必要とする好気性菌と空気を必要としない嫌気性菌です。好気性菌は歯周ポケットのみならず、口内のあらゆる場所に生存していて主に虫歯の原因となります。嫌気性菌は歯周ポケットが4mm以上になると、その内部に発生し、その嫌気性菌が炎症を起こす事で歯周病は発症します。

 

歯周病を治療していくには時間もかかりますし、症状が進行していれば最悪、治療の甲斐なく歯が抜けてしまうこともありますので、歯周病はとにかく予防が大切なのですが、それでも日本人の多くが歯周病になってしまうのが原状です。では残念ながら歯周病になってしまった場合はどのような治療を行っていくのでしょうか?もちろん一口に歯周病といっても原因、症状を悪化させている原因は11人異なりますので、歯周病を治療していく前に検査を行い、11人に適した治療を行っていく事となります。

 

歯周病は日本人の約8割の人がかかっていると言われており、誰もがかかる可能性がある病気です。そして、初期段階では自覚症状がないため進行しやすいことから「サイレント・ディジース(沈黙の病気)」とも呼ばれています。歯を失う原因の37%は虫歯、50%は歯周病であると言われており、歯周病は原因第1位の恐ろしい病気なのです。「歯ぐきが腫れている」「歯ぐきから出血する」「口臭が気になる」といった症状がある方は、歯周病の可能性があります。

 口腔内カメラ

歯周病は、歯を支えている歯ぐきや顎の骨を破壊してしまう病気です。歯ぐきや顎の骨は、家で例えると土台や柱。土台や柱が破壊されると家全体がグラついてしまうのと同じように、歯ぐきや顎の骨が破壊されると最終的に歯が抜け落ちてしまうのです。歯ぐきや顎の骨が破壊される原因は、歯垢や歯石にひそむ歯周病菌。口腔内に付着した歯垢や歯石にひそむ歯周病菌が、歯周組織に炎症を起こして歯ぐきや顎の骨を破壊し、歯を固定する力が弱まっていきます。放っておくと最終的に歯を失うことになってしまうのです。

 

歯石除去(スケーリング)

歯周病菌の住み家になる歯石を、専用の器具を使って、歯科衛生士が徹底的に除去(スケーリング)します。歯科衛生士は国家資格を持つ、予防歯科や治療後の保全(メンテナンス)を行うプロです。歯石は歯周病の大きな原因の1つですが、歯みがきでは取りきれないので定期的にプロの手で取り除く必要があります。

 オートクレーブ

PMTC(歯と歯ぐきのクリーニング)

歯石が取り除かれた良い状態を維持するために、定期的なPMTCをおすすめします。
PMTCでは専用の器具を使い、普段の歯みがきでは磨ききれない部分(歯と歯の間や歯周ポケットの中など)まで、きれいにクリーニングします。歯の着色(茶渋やヤニ)や、歯石のもとになるバイオフィルムを取り除いてツルツルにしますので、細菌が付きにくくなり、その後のむし歯、歯周病になりにくいお口の環境が整います。

 http://hanokennkou.shiga-saku.net/

TBI(ブラッシング指導)

歯科医院で歯石を取ったり、クリーニングするだけでは、むし歯や歯周病の予防は不完全です。プロフェッショナルケア(歯科医院でのケア)に加えて、ホームケアと言われる普段の歯みがきなどのケアが合わせって、はじめて効果の高い予防が可能になります。

 

その進行状態によって「歯肉炎」と「歯周炎」に分けることができます。歯周病は「歯肉炎」「歯周炎」へと症状が進行していきます。また、「歯周炎」は軽度・中等度・重度と分けられます。初期の段階では自覚症状が殆ど出ないことも多く見受けられます。もし。下記のチェックリストにひとつでも該当した場合、歯周病のおそれがあります。進行してしまうその前に、お早めにご相談下さい。

 

歯肉炎

歯肉炎は歯周病の前段階で、歯ぐきが赤く腫れブラッシングをすると血が出る状態になります。歯ぐきにだけの腫れのため、歯を支える骨はまだ溶けていない状態です。歯科医院にある超音波スケーラー等の専用器具を用いて歯を傷付けずに、比較的浅い位置に溜まった歯石を除去することで歯肉炎は改善します。

 歯科レントゲン

軽度歯周炎

軽度歯周炎は歯肉炎が進行し、歯周病の最初の段階になります。ブラッシングで出血するだけでなく、歯を支えている骨が少し溶けはじめてきます。また膿がたまって口臭が出る場合もあります。治療としては歯と歯ぐきの間に付いてしまった歯石を専用の器具で取る治療になります。

 http://koikerina.osakazine.net/

中等度歯周炎

中等度歯周炎は軽度歯周炎が進行した状態です。この段階になると歯ぐきが腫れて膿がたまり悪臭を放ちます。また歯を支えている顎の骨が大きく溶けてくるため歯がグラグラ揺れてきます。治療法は通常の歯石を取り除く方法以外に歯周外科治療が必要になる場合があります。

 オートクレーブ

重度歯周病

重度歯周病では歯周病はさらに進み、歯を支えている顎の骨がほとんど溶けてしまう状態になります。そのため歯根(歯の根の部分)が露出してくることから歯が長くなったようにみえます。歯はものが咬めなくなるほどグラグラな状態になり、出血、膿、口臭がひどくなり、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。ここまで歯周病は進行してしまうと歯石を取るだけでは改善せず、抜歯が必要となる場合も多くなります。

 

これらの条件が揃うと、時間の経過と共に虫歯になっていきます。虫歯の進行状態により、C1~C4に分けられます。

 

虫歯治療の流れ

虫歯の検査

検査器具やレントゲンで、虫歯の進行度合いを調べます。

 光照射器

治療計画の説明

虫歯がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。

 

虫歯の部分を取り除く

虫歯の病巣を取り除きます。歯の神経まで虫歯が達している場合は、神経の治療も行います。

 

詰め物や被せ物を装着

虫歯の進行度合いや大きさに応じて、詰め物や被せ物を装着します。

 http://hanokennkou.shiga-saku.net/

再発予防

虫歯を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。

 

Cの虫歯ですと、フッ素入り歯磨きを使い再石灰化させることが可能です。
しかし、自覚症状がほとんどないため、歯科検診を受けていないと気づかれることが少ない虫歯です。
歯科 超音波スケーラー
C12の虫歯になると「歯がしみる」などの自覚症状があります。虫歯を綺麗に取り除き、詰め物を行います。

C3の虫歯では、虫歯が神経まで達している状態で、自覚症状として激しい痛みなどがあります。
根管治療を行い、歯の根の奥まで達している虫歯菌を綺麗に取り除き、虫歯の大きさに合わせ、詰め物やかぶせものを行います。

C4の虫歯になると、虫歯が歯の根元まで進行し、歯茎から上の歯がほとんどなくなっている状態です。
根管治療を行い、被せ物を行いますが、虫歯菌が深いところまで進行していると、場合によっては抜歯が必要な事もあります。

 

このページのトップヘ

見出し画像
×