虫歯も歯周病も初期には自覚症状がほとんどなく、痛みなどの症状があればかなり進行してしまっていることがあります。

一度、虫歯や歯周病になった歯はいくら治療をしても完全に元通りになることはありません。歯医者へは「痛いから行くところ」ではなく「悪くならないように行くところ」という考え方が予防歯科です。

 歯科 スリーウェイシリンジ

予防・メインテナンスのメリット

メリット1:虫歯や歯周病を予防できる

メリット2:治療の介入回数、時間、費用などの負担を軽減できる

メリット3:定期的クリーニングで、歯の着色汚れが取り除ける

メリット4:お口の中が常に清潔に保たれ、口臭が防げる

 

治療をしたあと、3ヶ月か半年などの一定期間が経ってから、再び診察することをリコールといいます。リコールは、症状が改善されているのか、また、新しい病気にかかっていないかを確認するために必要なことです。リコールのときは病状の確認ばかりではなくブラッシングの大切さを改めて認識したり、プラークや歯石がたまっている場合には、スケーリング・ルートプレーニングも行います。長期的にみると、リコールを行っている人と行わない人では歯を失う率に大きな差が出てきます。

 

スケーリング
歯石は自分で取り除くことはできません定期的に歯科医院へ行き、歯石を取り除いてもらいます。これをスケーリングといいます。 また、ルートプレーニングによって歯ぐきのさらに奥の歯根面を滑らかにしてプラークをつきにくくします。 歯石は自分で取り除くことはできません定期的に歯科医院へ行き、歯石を取り除いてもらいます。これをスケーリングといいます。 また、ルートプレーニングによって歯ぐきのさらに奥の歯根面を滑らかにしてプラークをつきにくくします。

 超音波スケーラー

P.M.T.C 
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略でプロによる歯のクリーニングを意味します。具体的には歯石の除去やクリームを使った器械的研磨をおこないます。虫歯や歯周病の予防になります。約 20年ほど前に虫歯、歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化され、現在多くのリサーチに裏づけられて着実な臨床実績を上げています。 

PMTCによる効果】 
歯の表面がつるつるして気持ちいいばかりではなく、プラークに含まれる雑菌を落とすことにより、虫歯・歯周病予防の効果があります。 また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。 

「痛い思いや、嫌な思いをする前に自分のお口の中は自分で守って行こう」というのが予防です。予防方法は誰でも皆同じということは、決してありません。クリニックでは、明るく元気なスタッフが一人一人に合った歯の磨き方を習得するためのお手伝いや、歯に付いてしまった汚れをきれいにクリーニングさせていただきます。

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PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning)」は、歯科専門家による機械でのお口のクリーニングです。PMTCをすることにより、歯がツルツルになり、細菌が付きにくくなるだけでなく、着色がとれて美しいご自身の歯がよみがえります。歯科衛生士が各患者さんのお口の中の状態に合わせて行うものです。

PMTCの効果

虫歯予防
お口の中の細菌を減少させ、プラークの再付着を防ぐ

歯周病の改善
お口の中の歯周病菌を減少させ、歯周炎の症状を軽くする

口臭予防
お口の中にいる菌の減少により口臭も軽減

審美性の向上
着色を除去し光沢のある歯の表面を回復する

歯質の強化
フッ素入りの研磨ペーストを用いるので、歯の再石灰化を促し、歯質を強化する

 エアーモーター

なぜ予防歯科が必要か?

実は、このむし歯や歯周病は、個々のなりやすさ(リスク)を調べ改善することにより、多くの場合防ぐことが出来るのです。
歯や歯ぐきが痛くなってからでは治癒が難しいので、最終的に歯を失う可能性が高くなります。
そこで、予防が必要になります。

単に、予防と言ってもリスクは個人差がありますので個々に合った方法により、効率よく、確実に予防しなくてはなりません。そのためには、患者さん皆様のご協力が不可欠で、リスクを調べ、歯科医院と患者さんが、それぞれ役割を共に果すことが重要と考えます。

歯科先進国では定期的なメイテナンスが一般的で80歳では日本人の2~3倍の歯を保有しています。出来るだけ低年齢から予防を始めることが理想です。

 

予防歯科とは、虫歯や歯周病になる前に健康な歯を守るための処置です。
この処置は初めが肝心で、虫歯と歯周病が無い状態ではじめると効果があります。虫歯、もしくは歯周病があればそれをきちんと治療してから予防に入り、徹底したお口の中の清掃とフッ素や特殊な機械を使用してのメンテナンスを定期的に行います。もちろん予防をしているからといっても、絶対に虫歯や歯周病にならないという訳ではありません。定期的な受診の際に、早期に発見された新たな虫歯や歯周病を軽度のうちに治療することで歯の健康を守ることができます。 これもその他の治療同様、患者さんの理解と協力が成功の鍵を握ります。

 

プラークコントロール

プラーク(歯垢)というのは歯を磨かないと歯の表面に溜まる白い物質のことです。
この物質は、90%以上が細菌から出来ています。お口の中にいる細菌たちは、お口の中に残る食べカスなどを餌にして爆発的に増殖し、あのような白い物質となります。細菌一匹は顕微鏡で見ないと見えませんが、その細菌も何億匹にも増えて集まれば、そのまま肉眼で見える塊になるのです。これがプラークです。これらの細菌のうち、虫歯菌ならば歯を溶かす「酸」、歯周病菌ならば歯ぐきに炎症を起こす「起炎物質」を作り、虫歯や歯周病の直接的な原因となります。しかし、ある程度の細菌が出す有害物質ならば、体に備わっている抵抗力でこれに抵抗することができます。
マイクロスコープ 歯科

でも何億もの細菌がいっせいに大量の有害物質を出せば抵抗できず、体が負けて病気になってしまいます。そこで行うのが、この細菌の数を体が抵抗できる量まで減らしてしまうプラークコントロールです。すなわちプラークの量をコントロールするわけです。残念ながらお口の中の細菌は「0」には出来ません。ですからコントロールなのです。皆さん毎日歯磨きをされていると思います。しかしプラークを除去する目的で「歯磨き」をされている方はまだ少数です。当院では、このプラークコントロールを患者様全員に徹底して行い、ご自宅でもしっかりプラークコントロールできるようにご指導させていただいております。

 

毎日きれいに磨いているつもりでも日常のブラッシングだけでは汚れを完全に落としきることは難しく、細菌は、色々な細菌が結合して歯面をフィルム状に覆った細菌集団(バイオフィルム)できているので、ブラッシングでは100%破壊することはできません。 プラークの中の細菌をやっつけるためには、まずバイオフィルムを破壊する必要があります。
エアーモーター
そこで虫歯や歯周病の治療過程においてバイオフィルムを破壊する作用を持つ専門家(歯科衛生士)の処置がとても重要になってくるわけです。 これをPTMCといいます。
そのほか、患者様だけではコントロールしきれない部分の補助など、さらにお口の中をより良い環境にするためにも重要な処置になります。歯周病治療を受けてきた方はもちろん、健康な歯と歯肉を維持していきたいと考えている方すべてに必要とされるクリーニング方法です。

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